
【産業交流展2026出展企業:株式会社タカノに学ぶ!】
新事業への挑戦で産業構造の変化を乗り越える
産業交流展2026に出展する株式会社タカノは、プレス金型用の部品製造や、金型に必要な部材を仕入れて販売する商社機能などを提供する会社です。
今回の記事では、自動車業界の構造変化に直面する中、極細ピンの加工技術を生かして医療分野へ参入し、社会貢献を見据えた第二の柱づくりに取り組む状況についてインタビューしましたので、紹介します。
皆様の事業成長のヒントとして、ぜひご覧ください。
金型業界の構造的変化に挑む、自社の強みを活かした新市場への転換
――事業内容や、それを取り巻く状況変化を教えてください。
弊社は、プレス金型用の金型部品製造を中心に、金型に必要なあらゆる部材を供給する商社機能も併せ持ち、ものづくりの現場を幅広く支えてきました。しかし現在、日本の金型業界は、各種産業メーカーの海外生産の拡大やそれによる金型の現地調達化、自動車部品の共通化、EV化などを背景に、国内の金型需要が構造的に縮小する厳しい環境に直面しています。
取引先の多くが自動車関連であることから、従来の領域だけに頼っていては企業の持続的な成長は見込めません。
――そうした状況を踏まえて、どのような取組を行われていますか。
「今ある技術設備とノウハウを生かして参入できる、自動車以外の市場はどこか」を改めて問い直しました。
弊社は長年、長尺かつ高精度なピン加工技術を磨いてきました。極細(φ1mm以下)で、かつ、長さも確保できる技術です。単に細いピンを加工する技術は他社にもありますが、それを必要な長さと精度で用意できるというのは、他社には真似できない技術だと自負しています。
この技術を活かせると考えたのが医療分野です。今後も成長が見込まれる医療分野へ果敢に挑戦することで、時代に左右されない強固な事業基盤の構築を進めています。
「細くて長い」技術を極め、医療現場の課題解決と社会貢献を果たす
――具体的に医療分野ではどのような利用があるのですか。
極細加工技術の精度とノウハウがあるからこそ、0.001mm単位の精密さが求められるカテーテル製造用治具など、高い信頼性を要する部品を手掛けられています。また、柔らかく粘り気があるため加工が難しい素材を用いて、より一段と細く長い精密部品の加工を実現させています。
こうした技術を活かし、医療分野の展示会へ積極的に出展して現場のニーズを探り、受注獲得を進めています。
また、従来の金型部品では見えづらかった「自社のものづくりがどのように人々の役に立ち、社会に貢献しているか」が明確になり、技術開発への情熱や現場のモチベーション向上にもつながることを期待しています。
――そうした新たな挑戦は、これまでも行っていたでしょうか。
製品の量産工程においては、金属同士がスライドし摩擦を生じる装置・部品が多くあります。そうした摩擦を低減するために、潤滑油が用いられることも多いですが、環境負荷も大きいです。
弊社では、こうした潤滑油使用を減らす独自の固形潤滑剤を開発しています。環境負荷の低減・原油高を背景として、「省油・無給油ニーズ」に応える解決策としても関心を集めていますが、こうした新商品の開発も、かなり昔から行っており、そうした点では、以前からチャレンジ意欲があふれる会社です。
産業交流展2026での出会いを通じ、新分野のパートナーを獲得したい
――産業交流展2026に出展する目的などを教えてください。
今回、産業交流展2026に出展する最大の目的は、弊社の挑戦的な技術力を多くの方に知っていただき、新たなビジネスパートナーや試作・開発の課題を抱える企業様と出会うことです。極細ピン加工において「製品を小型化したいが作れる会社がない」「他社で断られた」「供給が安定しない」といったお悩みを、弊社のノウハウで解決したいと考えています。
確かな技術と柔軟な発想でお客様の困りごとに寄り添いますので、ぜひブースにお立ち寄りください。
株式会社タカノ:出展場所【もー96】
なお、株式会社タカノ様の出展内容にフォーカスを当てたインタビュー記事については、以下に掲載しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
https://www.sangyo-koryuten.tokyo/interview/pdf/interview-07.pdf
<参考:産業交流展2026>
今回インタビューした株式会社タカノ様のほかにも、産業交流展2026には様々な分野で高い技術を持った出展者や、新たなビジネスの展開に挑戦しようとする意欲溢れる出展者が多数出展します。
皆様、ぜひご来場ください。
公式ウェブサイト:https://www.sangyo-koryuten.tokyo/
上記公式ウェブサイトでは、来場登録や出展者検索、各種セミナー情報等を順次公開しています。
-開催概要-
開催日程:2026年11月11日(水)~13日(金) 10時~17時(最終日のみ16時閉場)
開催場所:東京ビッグサイト西1-2ホール・アトリウム
入場料:無料
出展対象分野:IT・AI・DX、環境・エネルギー・GX、ヘルスケア・医療・福祉、ものづくり等